コラーゲンをお使いですか?

研究用途に最適なコラーゲンを見つけるための入門書

哺乳類に最も多く含まれるタンパク質であるコラーゲンは、組織工学のラボにおいて特別な存在です。しかし、近年の世界的なサプライチェーンの混乱により、信頼できるサプライヤーを見つけることは、時間との戦いであり、まさに至難の業となっています。ありがたいことに、当社はグループ企業のAdvanced BioMatrix(ABM)と合わせて、合計30種類以上のI型コラーゲン製品を提供しており、皆様の研究のお役に立てるラインナップを取り揃えています。ここでは、コラーゲンハイドロゲルの本質と、より多くのリソースの見つけ方を簡単にご紹介します。 

一般的に使われているコラーゲン

脊椎動物では28種類のコラーゲンが確認されており、研究に適したコラーゲンを見つけることは、ポテトチップス専用の食料品売り場から1袋を選ぶような難しさを感じるかもしれません。ABMと当社が提供するコラーゲンは30種類以上あり、I型コラーゲンでは世界最大の供給元となっています。その他、Ⅱ型、Ⅲ型、Ⅳ型のコラーゲンも提供しています。ここからは、この4つコラーゲンタイプそれぞれの組織工学アプリケーションについて説明します。    

もっと詳しく知りたい方は

当社のバイオインクのスペシャリストが、ラボでの実績をもとに、皆様のご研究を効率化するお手伝いをします。

詳しくは japan@cellink.com までお問い合わせください。

I型コラーゲンについて

I型コラーゲンは、皮膚、骨、腱、その他の結合組織の主要な構造要素です。その特徴は、細胞外マトリックス(ECM)の構造的完全性を高め、細胞の接着、成長、組織の形態形成を促進する繊維状のネットワークを形成することです。特定の組織の in vivo 環境をよりよく再現するために、多くの組織工学研究者は、コラーゲンハイドロゲル内で細胞を培養しています。

在庫が少なくなってきた時は

当社のバイオマテリアルスペシャリストが、独自の研究ニーズに合った製品をご提案いたします。

 japan@cellink.com までお気軽にご相談ください。

I型コラーゲン抽出液の種類について

アテロコラーゲン

酵素で抽出したコラーゲンは、三重らせん構造を維持したまま、テロペプチド領域を切断しています。

テロコラーゲン

酸で抽出したコラーゲンは、三重らせんを維持したまま、テロペプチド領域を残しています。

テロコラーゲンは同じ濃度のアテロコラーゲンよりも早くゲル化し、より強いハイドロゲルを生成します。

もう少し詳しく

アテロコラーゲンとテロコラーゲンの硬さに関するレオロジーデータを含む、参考ビデオを配信中。動画はこちら

I型コラーゲンの濃度の違いについて

コラーゲンの濃度が高いほど、速くゲル化し、高い強度と硬さを持つハイドロゲルを形成する傾向があります。より硬いハイドロゲルは、構造物(モデル)の構造健全性を維持することができ、 これは骨組織工学のような荷重を受けるシナリオでは特に重要です。さらにハイドロゲルの硬さは、ECMの硬さのように、増殖、分化、 系統特定、遺伝子発現、形態、自己再生、多能性、遊走など、さまざまな細胞経路に影響を及ぼします。ネイティブな組織に近い硬さを持つコラーゲンの使用は非常に重要であり、コラーゲン濃度をコントロールすることで微調整が可能です。

ご存知ですか?

業界トップクラスの規格

CELLINK Advanced BioMatrix で実施している、99%以上の純度を誇るI型コラーゲンの品質管理については、こちらをご覧ください。

詳しい資料はこちら

I型コラーゲンの硬さに関する電子カタログのダウンロードはこちらから。

皆様の疑問にお答えする、動画公開

ABMの公式YouTubeチャンネルでは、コラーゲンに関するショートビデオをご紹介しています。

海外輸送について

世界のどこからでもオンラインで直接ご注文いただけます。バイオインクとハイドロゲルの全製品はこちらをご覧ください。

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