バイオマテリアルの品質への取り組み

当社はバイオプリントの前後で細胞の生存率を確保するために、幅広いバイオインクとバイオマテリアルを提供しています。最適化された各組成は、細胞が自身の細胞外マトリックス(ECM)を生成し、組織化するために必要なレオロジー特性を付与します。 3次元細胞培養および組織工学研究の成功においてバイオインクが果たす重要な役割を考えると、品質管理は我々の最優先事項です。そのため、当社は厳格な製造基準を維持・管理し、バッチ間のばらつきを低く抑えるために広範な試験・検査を行なっています。

原料の供給元がスウェーデン、ノルウェー、米国のいずれであっても、CELLINKの品質・純度要件を満たしていることを確認しています。また、最初から最後まで滅菌・無菌の製造環境を維持しています。さらに、製造されたすべてのバッチは、出荷前に無菌であること、エンドトキシンがないこと、完全に機能することを確認するために厳密な試験・検査が行われます。

業界をリードする品質検査

無菌性

当社では製造されたすべてのバッチに対して、バクテリア、真菌、酵母が研究製品に混入しないよう、規制要件を上回る最高基準の無菌性試験を実施しています。

エンドトキシンレベル

エンドトキシンは哺乳類細胞の機能に影響を与えるため、エンドトキシンレベルを厳密にモニターし、各バッチがデータ整合性基準に準拠していることを確認しています。

pHレベル

7.4を超えるpHレベルは細胞の細胞質収縮を引き起こす可能性があり、6.5未満のpHは細胞の活動を不可逆的に停止させる可能性があるため、バイオインクと緩衝液のすべてのバッチのpHレベルを入念に評価してバランスを取ります。

細胞生存率

また、細胞毒素が含まれていないことを確認するために、7日間培養した後に細胞生存率をテストし、細胞が期待通りに成長・増殖していることを確認しています。

粘度

細胞の健全性とバイオプリンティングの成功に必要な粘度を満たすために、すべての製品とバッチのレオロジー特性を必ず評価しています。

あらゆる用途に対応できるバイオマテリアル

CELLINKは、純度が高いだけでなく、バッチ間の変動が少ないプレミアムなバイオマテリアルを製造し、お客様の結果の信頼性と再現性を保証します。

基剤

アルギン酸、コラーゲン、ゼラチンなどの天然由来のマテリアルは、必要に応じて再構成できるよう凍結乾燥や粉末の形状で提供されているので、バイオインクの特性を微調整して研究の自由度に高めることができます。

ストック溶液

アルギン酸、GelMA、プルロニックなどの事前に溶解した濃縮液は、他の成分と簡単に混合することができ、特定の特性を付与してプリント適合性を向上することができます。

カートリッジ式バイオインク

すぐに使用できるカートリッジ式の標準バイオインクで、お手元に届いてからすぐにバイオプリンティングを開始いただけます。細胞や増粘剤と組み合わせれば、細胞生存率と相互作用を高めることが可能です。

高度なバイオインク

複雑な組織のバイオファブリケーションを行う際、特定の細胞の増殖と分化を最適化するように処方された組織特異的バイオインクを使用すれば、より効率的でスマートな作業が可能です。

組織工学用キット

CELLINKが提供する各種キットには、複雑な組織のエンジニアリングに必要なものがすべて含まれています。例えば、肝臓キットには、脱細胞化された肝臓ECM、ナノセルロース、アルギン酸、および関連消耗品が含まれています。

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バイオインク無料相談

当社のバイオインク研究チームは、研究室での長年の経験と製品の専門知識を生かして、お客様のワークフローにおける問題点を診断し、お客様の研究に合わせたバイオマテリアルパッケージを処方することができます。