テーラーメイド生体触媒用サポート材開発への、3Dバイオプリンティングの応用

November 21 | 4:30 p.m. JST, 2:30 p.m. ICT, 8:30 a.m. CET |

Hosted by:
Yuwaporn Pinyakit, Ph.D. Chulalongkorn University, Thailand

SPEAKER

Yuwaporn Pinyakit, Ph.D.
Department of Chemistry, Faculty of Science, Chulalongkorn University,
Thailand
21 NOV
2023
4:30 pm JST
2:30 pm ICT
8:30 am CET

概要:

生体触媒反応の分野において、3Dバイオプリンティングは、従来の生体触媒反応の限界を克服する可能性を秘めた画期的な技術となることが期待されています。本ウェビナーでは、基質拡散や反応の最適化などの要因を考慮しながら、生体触媒反応の特定の要件を満たすようにカスタマイズしたサポート材の開発経緯と、この技術の適応性と効率を高めることに焦点を当てた先生の研究をご紹介いただきます。

講師ご紹介:

Yuwaporn Pinyakit博士は、タイのチュラーロンコーン大学理学部化学科の博士研究員を務めておられます。主な研究分野は、バイオメディカル用途、食品用途、3Dバイオプリンティング用ポリマーで、有機化学とポリマー合成の学問的知識を活かし、物理科学とヘルスケアの交差点で革新的なソリューションを開発することに強い情熱を持って取り組んでおられます。

博士課程では、天然由来ポリマーの合成と修飾に集中的に取り組み、特に生体触媒や医療分野での応用の可能性に重点を置いています。革新的な解決策を生み出すため、多様な科学者や歯科医のチームと共同研究を行っています。バイオメディカル分野では、患者の予後を向上させるドラッグデリバリーや止血アプリケーションのための生体適合性材料の創製・開発に取り組んでおられます。また、3Dバイオプリンティングの分野では、酵素触媒作用のためのサポート材料の研究をされています。さらに、食品への応用では、現在、機能性食品や培養肉へのバイオポリマーの利用を模索しています。

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