マイクロ流体デバイスと3Dバイオプリンティング技術を活用した歯肉組織再生の研究

25 April 2023 | 3.p.m. SGT | 4.p.m. JST | 8.a.m. CET

Speaker: Dr. Gopu Sriram (MDS, PhD)

Assistant Professor at the Faculty of Dentistry, National University of Singapore

SPEAKER

Dr. Gopu Sriram

Assistant Professor at the Faculty of Dentistry, National University of Singapore.

Co-Thrust Lead at the NUS Centre for Additive Manufacturing

25 APR
2023
3 p.m. SGT
4 p.m. JST
8 a.m. CET

概要:

3次元培養、マイクロ流路、3Dバイオプリンティングなどの組織工学ツールの融合は、再生歯学の分野に革命をもたらしています。これらのツールは、複雑な組織微小環境の模倣やバイオファブリケーションを可能にし、個別化医療の創出を可能にします。

主なトピック:

  • マイクロ流体工学とバイオプリンティングを用いた歯肉組織の再構築に関する最新の進歩について、先生の研究事例を交えてご紹介
  • 健常および疾患状態を再現するマイクロ流路を使った歯肉隙間オンチップモデルの作製
  • 口腔/歯科ケア製品の生体適合性評価用マイクロ流体式歯肉オンチップ
  • 3Dバイオプリンティングを用いた、患者個人に合わせた歯肉移植片のバイオファブリケーション

講師ご紹介:

Gopu Sriram先生は、シンガポール国立大学歯学部でテニュアトラック助教授を務めておられます。また、NUS Centre for Additive ManufacturingのCo-Thrust Leadとして、口腔および頭蓋顔面への3Dプリンタ、バイオファブリケーション、その他アディティブ・マニュファクチャリング技術の応用を統括しています。

マイクロ流体・バイオファブリケーション研究室を率い、マイクロ流路、3D培養、3Dプリントによるバイオファブリケーション技術の応用と融合に焦点を当てた研究を行っています。また、歯周病における宿主とマイクロバイオームの相互作用、口腔/歯科ケア製品の生体適合性、歯科/口腔/頭蓋顔面(DOC)組織の再生などを理解するための動物代替モデルの開発にも取り組んでいます。マイクロ流体技術を動物の代替物として使用する研究においても様々な賞を受賞し、残酷なテスト革命のための4Dヒト組織モデルの作製に焦点を当てたシンガポールのスピンオフ企業、Revivo BioSystemsの共同設立にも携わっています。

詳細はこちら:

https://www.dentistry.nus.edu.sg/Faculty/staff/Sriram_Gopu.html

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