エクソソームを用いた3Dプリンティングと角膜への応用

30 March 2023 | 1:30 PM IST | 5 PM JST | 10 AM CEST

Speaker: Dr. Parinita Agrawal

Senior Research Scientist at the Biomaterials and Biofabrication platform

Pandorum Technologies Pvt. Ltd.

SPEAKER

Dr. Parinita Agrawal

Senior Research Scientist at the Biomaterials and Biofabrication platform

Pandorum Technologies Pvt. Ltd.

30 MAR
2023
1:30 p.m. IST
5 p.m. JST
10 a.m. CEST

概要:

臓器提供者の不足は長年にわたって根強い問題ですが、3Dバイオプリンティング技術は臓器と同じ構造を持つ代替品を作ることで、有望な解決策となることが期待されています。3Dバイオプリンティングの可能性を最大限に生かすためには、材料の組成、化学的反応、デザインなどの様々な要素について検討することが重要となります。

また、バイオプリンタで作製した構造体を移植する際に、拒絶を起こりにくくするために、生物学的な手がかりを取り入れることは常に役に立つものの、同時に謎が多いものでもあります。

主なトピック:

  • バイオプリント構造物に生物学的手がかりを組み込み、移植可能な組織工学的代替物を作製するための課題と戦略について、角膜模倣型モデルに焦点を当てながら説明
  • 押出式と光造形式プリンタを用いて、高精度の組織模倣構造を設計するためのプロセスに関する重要な側面について説明
  • 機能的な組織再生を促進するために、特定の組織に最適化された細胞モジュレーターを組み込むなど、臓器置換のための3Dバイオプリンティングの革新的な技術の探求

講師ご紹介:

Parinita Agrawal博士は、Pandorum Technologies Pvt. Ltd.(パンドラム・テクノロジーズ)社において、バイオマテリアルとバイオファブリケーションプラットフォームに関する主要な存在です。組織工学や再生医療に使用される生体高分子足場の開発を専門としており、バイオプリンティング技術を用いた開発など複数の足場作製技術に取り組んできました。この分野ではこれまでに、無血管領域では角膜や軟骨、有血管領域では肝臓や骨などの組織を模倣したモデルを作製してきました。また、バイオプリンティングプロセスで生物学的製剤を組み合わせ、すぐに移植可能な代替品を開発することにも成功しました。

この分野への貢献により、彼女は国際的な舞台で認められるようになりました。査読付き国際論文誌に研究成果を掲載し、世界中の30を超える学会等で発表されています。また、学業における卓越した成績に対して、Certificate of MeritとMedals of excellenceを受賞しています。博士の活動は研究だけにとどまらず、NGOと協力しながら絵画やダンス、アート・クラフトなどでも創造性を発揮しています。

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