研究から臨床へ
組織工学、再生医療、医薬品開発の世界において、バイオプリンティングが様々な障壁を打ち破り続けていることから、この画期的な技術が研究室から患者の治療法として投与される時代が近づいています。しかしこの道を進むためには、重要な規制要件があります。
バイオプリンティングを臨床に導入するという当社の果たすべき責任として、ISO9001の認証に加え、ISO13485およびGMP Annex 1に準拠した厳格な製造条件のもと、ISO10993に適合した成分を含むバイオインク『CELLINK Vivoink』は開発されました。
高品質成分の配合
プリント用に最適化
オリジナルのCELLINK Bioinkの利点をすべて詰め込んだ『CELLINK Vivoink』は、バイオプリンティングに変革をもたらした処方に基づいて開発されています。高い印刷適性と生体適合性は、高品質なベース成分と厳格に管理された生産設備が相まって、さらに向上されました。
アプリケーションノート
医療用グレードバイオインク『CELLINK Vivoink』を用いた、トランスレーショナルリサーチのための、再現性のある3Dバイオプリンティング組織モデル
こちらのアプリケーションノートでは、医療用グレードバイオインクの概要を説明するとともに、再現可能で予測可能な細胞挙動を実現するための、粘度や剛性などのバイオインク材料特性の重要性について議論し、紹介しています。
アプリケーションノートを読む
アニマルフリーの原料から、動物由来の生体適合性
『CELLINK Vivoink』は、動物由来の材料を使用せず、調整したセルロースを活用することで、生体適合性を高めます。
イメージングへの対応
『CELLINK Vivoink』は、最新の処方により、バイオプリントしたモデル(構造物)のダウンストリーム画像解析が簡単に行えます。
温度安定性
『CELLINK Vivoink』は、10℃、25℃、または37℃の環境下でも、安定したせん断速度と粘度を維持します。そのため、プリントヘッドの温度に依存することなく、プリントの再現性を高めることが可能です。
生物学的不活性による汎用性
生物学的にニュートラルな成分が配合された『CELLINK Vivoink』は、バイオインクの影響を受けることがないため、研究仮説に集中し、細胞の研究を進めていただけます。
時間の試練にも耐えうる機械的安定性
『CELLINK Vivoink』でプリントしたモデル(構造物)は、28日間以上培養しても貯蔵弾性率を維持します。